小平にある音楽療法に通い始めて1年以上が過ぎました。
音楽療法は、場面、子供の気持ちを読みとりながら、楽器、曲、歌を変えて
子供の気持ちを高揚させて、楽しい音楽に合わせて、潜在的な力を引き出し
ていく、非常に難しい技術です。
奈々がお世話になっている先生は、先進国の外国で、障害児の音楽療法を専門
的に学び、帰国し、障害児の指導にあたっています。
奈々は、音楽療法の時間を楽しみにしており、最近では、先生と通じ合い始め
ました。下の写真をご覧下さい。先生を見つめて、ワクワクしています。
また、先生は、教材のほとんどを手作りされいて、その子供の興味のあるもの
を作ってくれます。
下の写真は、先生が、奈々の大好きなポールガルドン作「三びきのくま」の
大きい、中位、小さいくまの絵を用意し、大きさの違う木魚に貼り付けて、
絵本の物語にオリジナルの曲を付けて歌ってくれます。
先生は、奈々について、「奈々は、いつも、用意した課題を期待以上に達成
してくれる」と言ってほめてくれました。
音楽療法の時間は、奈々も先生のよびかけに懸命に答えようとしています。
下の写真は、松戸にある大学病院の歯医者で、摂食指導を受けている風景
です。
物を噛み取るためには、上唇に力を入れるのですが、奈々は、ときどき、
写真のように、上手に出来ることがあります。
噛み取ったら、舌で口の中をうまくころがし、奥歯に持っていき、潰し
て飲み込みやすくします。まだ、舌の使い方が今ひとつですが、以前に
比べたら、格段に進歩しました。
摂食指導は、なるべく早い時期に始めることが大事です。一度、ついた
癖はなかなか直りません。