通じ合う2人!!

 99年 7月 7日 更新


小平にある音楽療法に通い始めて1年以上が過ぎました。

音楽療法は、場面、子供の気持ちを読みとりながら、楽器、曲、歌を変えて

子供の気持ちを高揚させて、楽しい音楽に合わせて、潜在的な力を引き出し

ていく、非常に難しい技術です。

奈々がお世話になっている先生は、先進国の外国で、障害児の音楽療法を専門

的に学び、帰国し、障害児の指導にあたっています。

奈々は、音楽療法の時間を楽しみにしており、最近では、先生と通じ合い始め

ました。下の写真をご覧下さい。先生を見つめて、ワクワクしています。

また、先生は、教材のほとんどを手作りされいて、その子供の興味のあるもの

を作ってくれます。

下の写真は、先生が、奈々の大好きなポールガルドン作「三びきのくま」の

大きい、中位、小さいくまの絵を用意し、大きさの違う木魚に貼り付けて、

絵本の物語にオリジナルの曲を付けて歌ってくれます。

先生は、奈々について、「奈々は、いつも、用意した課題を期待以上に達成

してくれる」と言ってほめてくれました。

音楽療法の時間は、奈々も先生のよびかけに懸命に答えようとしています。

下の写真は、松戸にある大学病院の歯医者で、摂食指導を受けている風景

です。

物を噛み取るためには、上唇に力を入れるのですが、奈々は、ときどき、

写真のように、上手に出来ることがあります。

噛み取ったら、舌で口の中をうまくころがし、奥歯に持っていき、潰し

て飲み込みやすくします。まだ、舌の使い方が今ひとつですが、以前に

比べたら、格段に進歩しました。

摂食指導は、なるべく早い時期に始めることが大事です。一度、ついた

癖はなかなか直りません。


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