入園当時とは、少し形が変わってきました。
従来の保育方法に理学療法士の先生の考え方を取り入れ、形にとらわれずに、
本人の意欲を引き出し、意欲を大切にする形に変わってきました。
基本は、体の余計な緊張を取り、手と足を十分使わせ、体と脳の発達を促し
ます。
とねっこ保育園の保育風景も合わせてご覧下さい。
子供に写真や絵でなく、本物を与え、本人の納得のいくまで遊びきる保育方針が見えると思います。
以前は、金魚と呼ばれるゆさぶり、ロールマットと呼ばれるボールと同じ
ような巻いたマットを使って緊張をほぐしていました。
奈々はまだうまくいきませんが、他の子供たちはこのボール遊びをすると、
その後は、緊張が取れるせいか、すぐに眠りに落ちます。
以前は、床の上で行っていました。今でも、家では床の上で行います。
保育園では、ボールの上で回旋運動をします。
ボールの上だと、比較的、良く手を使います。
呼びかけ、おもちゃを使い、意欲を出させます。
ボールの上以外では緊張が強いので、緊張の強い子供用の「金魚」と呼ば
れるゆさぶりを行います。
親のお腹をまたいだ状態で、お臍のあたりに両手をかるくあて、ゆったりと
軽く揺すります。
余計な緊張を取り、正しい筋肉の使い方ができるようにします。
「お船はぎっちらこ」と歌いながら、両手を軽く握り軽く揺さぶりながら、
仰向け←→うつ伏せを繰り返します。
奈々は、これをやると大喜びし、体の強い緊張がとれ、リラックスします。
「おーふーねー」
「はー」
「ぎっちらこー」
さくらんぼの保育では、這い這いを非常に大事にしています。
レットの子供は、手足を連携させて動かす這い這いが非常に苦手で、
這い這いができたら、レットではないとさえ言われます。
ここでは、這い這い板を使った「普通の這い這い」と「ボールの這い這い」
を紹介します。
以前は、手の動きを解除していましたが、最近は、子供の意欲を大事にして
手を自由にさせ、前へ出ようとする気持ちを大事にしています。
見えている手は、おばさんが(姉)がリズムを取って誘ってくれています。
「四つ這い」
「ボールを使った這い這い」