実際にビデオを見てから、つくし保育園で保育の朝から、昼過ぎまで見学させて
もらい、すばらしさを感じました。
そこでは、何か自分の保育園時代のような、木造の園舎で、時間でやることが決
まっている、普通の保育園とは異なり、外で砂遊びをしている子供、ホールで黙
々と、両性這い(は虫類のような這う動作)をしている子供がいます。
11月の寒い日に、ドロだらけになって建物の中に入ってくる子供は、素っ裸に
なり、冷たい水で体のドロを落としてから、自分で着替えます。
自分で着替えられない子供は、近くの子か手伝っている姿が見えます。
やがて、保母さんが、ホールの中央付近で、昔ながらの童謡のような歌を歌い始
めると、おのおの、バラバラだった子供たちが少しづつ、保母さんの周りに集ま
ってきて、輪になって、大きな声で歌い始めます。
大きい子もいれば、小さい子もいます。この間も、外で遊んでいる子供もいます。
ここでは、行動は強制されないようです。
そして、次第に、保母さんは歌いながら、両性這い、走りながら、歌い、子供が
後に続きます。
たっぷり、運動した後は、食事の時間です。
この間、奈々は、座って、2時間ほど泣き続けました。
食事の時間は、乳児は、手で自分の力で食べます。ここでは、無農薬の野菜中心
の食事、ごはんは、しらすが混ぜてありました。すべて、手作りです。
20分程度で、食べ終わり、さっさと遊びに行く子、1時間かけて食べる子と
さまざまです。良く見ると、手を真っ赤にしながら、白い息をはきながら、懸命
に食べています。ここでも、自分のペースでみんなは活動します。
奈々も、夏頃から食事の量が極端に減って心配しましたが、2時間も泣いたせい
やがて、お昼寝の時間になり、自分で、ふとんのところまで行って、眠りますが
眠れない子もいます。眠れない子は無理には、寝かさず、保母さんと、歌を歌っ
ていました。
ここでは、自分のペースで生活し、自分の手で食べ、着替え、自然に集団となり
遊ぶ姿がありました。
このような、中で、療育をしていきたいと思い始めました。