奈々とのコミュニケーション程度も、4歳を過ぎてから、予想を上回るスピード
で難しくなっています。
以前は、単純な欲求で、ある程度予想できたのですが、ここのところ、母親で
も理解が難しく、何故怒っているか判断できなくなっています。
奈々を看てもらっている保母さんも、怒りっぱなしの奈々の対応に疲れ、先日ダウ
ンしてしまいました。ママも、奈々の感情が理解できないこと、奈々の睡眠が乱れ
ていることもあいまって、相当まいってしまったようです。
この奈々の大きな変化の原因は、7月の終わり頃になって、保育園で判明しました。
保育園で、奈々を迎えに母親が行ったところ、ニコニコで応えていましたが、弟の
流星を側に連れてきた時、サッと奈々の顔色が変わり、ムッとした顔をしました。
原因は、どうやら、弟の流星に「焼きもち」を焼いていたと分かりました。
奈々は、親が思っている以上に周りの状況と、自分の置かれている立場が分かって
きているのでしょう。
これからは、しっかりと奈々に話しかけ、反応をしっかりと読みとり、何を要求し
ているのかを考えて行くべき時が来たような気がします。
これは、喜ぶべきことなのでしょう。
標準よりは、ずいぶんと遅れながらも、確実に、心は成長し、複雑になっていって
います。
今は、親と周囲の大人が、表現している奈々を受け止めて、表現して、相手の通じ
る喜びを体感させ、飛び越えるハードルを少しでも低くし、自分を表現する喜びを
感じさせてあげれば、もっともっと、伸びてくれるかなと考えています。
でも、逆に、奈々の表現をうまく受け止められなければ、通じなければ、自分を出す
ことを止めてしまう可能性もあるので、注意しなければなりません。