成長とともに!!

(2005年 7月10日 更新)


早いもので、奈々も11才になりました。
この療育日記も、感じたままに書こうと思っていましたが、なかなか、更新が出来ませんでした。
ここでは、奈々が活用しているグッズの紹介、日々の奈々の様子、親の気持ちの動きなどを書くつもりでしたが、うまく更新出来ていないので、何か別の方法で行うことも考えています。
ここで更新しようと思ったのは、成長とともに、奈々自身の進化もありましたが、日々の生活にいろいろな課題も見え始めてきたため、これからこれらのことに遭遇する人たちへの参考になればと思ったからです。
今までの課題は、「成長に負けない筋力を付け、身体機能を落とさないこと」、「より長く歩き体力維持し、側湾の予防をすること」、「コミュニケーション能力を向上させ、これからの長い人生に備えること」、etcと、奈々自身の成長に関することが大きな目標であり、課題でした。

これも、今大切な目標と課題ですが、成長とともに、奈々の成長とは、直接関係の無い課題も、たくさん出てきました。
今回は、学校送迎時の自宅階段の上り下りの問題について、書きたいと思います。 自宅は、マンションのため、1階に住んではいますが、5段(80cm程度)の高さがあります。家内の身長は、147cmで、奈々の身長は117cmで、体重が26Kgあります。
家内が、階段の上り下りの介助をするにも、2004年末頃から、本格的に、転倒の危険を感じ始めました。
ここで、問題になるのが、マンションという条件です。一軒家であれば、土地の広さの問題もありますが、お金さえかければ、改築によりスロープを付けたりできますが、マンションでは出来ません。
最初は、階段にスロープ板を一時的に置いてみようと試してみましたが、80cmに伸縮する6mの板を使いましたが、押し上げる力の問題もありますが、一番上まで押し上げると、家内がバンザイした状態になってしまい、NG。
次に、階段昇降機を考えましたが、玄関側は、共有通路のため、設置のために階段にレール固定の穴を空けるには、共有資産のため少なくとも、棟全員の許可が必要。前例も無く、引っ越しなどの人の出入りを考えると、常設は厳しそうなので、NG。 次に、専用庭側の階段への取付けですが、これも共有資産のため、階段に穴を空けるには、許可が必要なので、業者の人と話し合い、穴を空けない固定方法を考え、管理組合の役員会で説明し、承認をもらいましたが、やはり専用庭といえども共有場所を借りているため、棟の人の承諾書が必要ということで、1軒づつ説明して、承諾書をもらいました。
マンションを買う時は、資産価値を考え、管理費を安くとることと、1人当たりの面積が多くなるよう、低層階のエレベータの無い公団の1階にしました。年をとっても5段の階段で困ることは無いと考えていましたが、5段の階段で、こんなに苦労するとは思いませんでした。
これから住宅を購入する方は、これらのことも良く考えて購入した方が良いと思いました。
最終的には、階段昇降機では無く、管理組合の管理人さんに紹介してもらった、ステアチェアという、人を乗せて階段を上り下りする機械を購入しました。
これは、階段昇降機は庭側にしかつかず、庭側から車へ乗せるのが大変であること、ステアチェアは家の中に収納でき、管理規約に抵触しないこと。また、これから同様な人が出た時にも、応用がきくので、管理人さんからは、是非、試してみと欲しいと言われたこともあり、ステアチェアという機械にしました。
ステアチェアを使って階段を昇降している間は、階段を通る人の邪魔にはなりますが、それ以外は他人には迷惑をかけません。唯一心配なのは、雨天に階段が滑ることですが、今のところ大丈夫なようです。
次は、お風呂について、書いてみたいと思います。


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