一番左が奈々、手前の赤い服が武生、真ん中が爽太、右奥がしずちゃん。
今日は、たくやはお休みです。
取手市の白山の園舎での食事風景です。
奈々は、座位が安定しないので、特注の椅子に座っていますが、本当に楽しそう。
とねっこ保育園の歩みは13年前に始まりました。最初は、2軒の民家
の間借りから始まった保育園も、その8月には、取手市の白山にある園長
の旧家を改築して移転。
園児の数も徐々に増えて、手狭になったため父母らの協力で取手市の下高
井に第2園舎が建築されました。
現在、0才から5才までの園児(18名のうち障害を持つ子6名)と小
学校1年から中学3年生までの学童保育(27名のうち障害を持つ子6名)
がいます。
山の傾斜を利用して建てられています。
大きな窓、檜張りの床、子供達がのびのびと遊ぶことができる広いホール。
自然豊かな環境の中、水、泥遊びなど子供達の元気な声が響いています。
リズム遊び、ロールマット、外遊び、散歩、絵を描くなど。
手足や頭を動かすことは、脳の発達を促すことにつながります。脳が最も
発達する 時期は6才まで゛、この間に大人の脳の90%に達すると言わ
れています。また、知能の発達には、筋肉や骨、間接などの運動神経が十
分に発育していることが第一条件になると言われています。
このようなことをふまえながら、保育を実践しています。
無農薬の玄米を取り寄せ、3分づき米や有機野菜と無添加食品を使った野
菜中心のメニューです。
また、ミネラル、海草、豆類、小魚なども工夫して与えています。おやつ
も手作りです。
午前中にたっぷり遊び、お腹をすかして楽しく食事をするようにしています。
偏食を無くし、意欲的にモリモリ食べることは、居きる力を太らせていくも
のだと考え
食事を大切にしています。
取手市は、父母の強い要求にも関わらず、0才児保育は6ケ月から。障害を
持つ子供は「身辺自立がある程度できる」という条件で、各園1名しか預か
ってくれません。
取手市内の養護学校に通う児童の放課後の保証の問題や公立保育所の統廃合
の問題など色々な問題を抱える中で、とねっこ保育園は、産休明けからの学
童までの一貫した保育、障害を持つ子を受け入れ、健常な子供とともに育ち
合う保育、父母の労働を保証する長時間保育、すべての園児の全面発達を保
証できる保育を目指して、日々頑張っています。
しかし、行政は、無認可保育園への助成は全く行わず、「せめて障害児保育
への助成」を交渉しましたが、現在に至っても助成はありません。
父母と職員により、バザーや文化事業に取り組み、運営を支えていますが、
財政は苦しいのが現状です。
2月3日の読売新聞でも掲載されていましたが、出生数の減少による、認可
園の定員割れ、育 児休職制度等の新設による0才児の減少が重なり、閉園
する無認可保育園が、ここ数年増加しているのが現状です。