ついに、奈々もハートウォーカーを手にいれました。
日本のレット症候群の子供としては、日本で初めてになります。
ハートウォーカーとは、イギリスのデビット・ハートという人が開発した
歩行器です。
左上の写真は、装着風景。右上の写真はハートウォーカを取り付けた状態。
どうやったら、ハートウォーカーを付けた状態で奈々の1歩が出せるか
について、訓練士、調整士の方たちと私たちで協議しているところです。
とねっこ保育園で一緒だった、拓ちゃんが24時間テレビで紹介されたの
を見て、一足早く作りました。拓ちゃんのハートウォーカーを見せてもら
い、もしかしたら、奈々でも歩けるかもしれないと思い、作る決心をしま
した。
この歩行器は、まだ日本では歩行器として認められていないため、補装具
としての公的な補助が無く、約45万円を自費で捻出する必要があります。
(旅費と歩行器購入費用で冬のボーナスが完全にふっとんでしまいました)
また、この歩行器は、調整が命であるため、イギリスで訓練を受けた認定
の調整士によって、調整が行う必要があり、この調整士は九州の福岡にし
かいません。
今回は、歩行器の製作と自宅で調整すべき内容を勉強するため、夫婦揃っ
て行くことにしました。
小さい子が一緒だと、肝心の調整方法の説明等を受けるのが難しいと判断
して、流星はおじいちゃんとおばあちゃんりのところに預け、私と家内、
奈々と亜登夢の4人で九州に行きました。家内のお姉さんも流星と一緒に
いてもらうため、実家の方に来てもらいました。
流星も、初日は、母親がいないため、食事が喉を通らなかったようで、
九州から電話をした時には、心配しましたが、翌日からは、少し立ち直っ
たようです。
福岡からタクシーで40分ほどのところにあるこぐま園というところに
2泊3日の予定で行きました。
上の写真は、車椅子とスーツーケースに加えて、ハートウォーカーを持って
帰るのは不可能なため、後で組み立てが出来るように、調整位置を記録しな
がら分解をしているところです。調整位置の記録の仕方がまずいと、また
九州まで来なくてはならないので、真剣でした。
装着方法、調整方法等を学んで、福岡・夜8時発の飛行機で羽田に向か
い武蔵野線の南浦和に到着した時は、終電ぎりぎりでした。
ハートウォーカーにご興味のある方は、下記のHPをご覧ください。
奈々が自分で歩く日を目標に頑張りたいと思います。